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ラブホリック 288-パーティーで羽目を外す。

困惑していると、向井さんが、
笑顔でシャンパンの入った新しいグラスをくれた。


「ま、今はお祝いの時間なんだし、楽しく行こー♡」

「七瀬さん、ごめんね~!」
クール池田さんに謝らせてしまった。

「あっ、全然です!教えてくれてありがとうございました」

「マサキなりに何か考えがあるのかもしれないし、
 今晩おうちで聞いてみればいいよ」
と、向井さんがわたしの肩をポンポンとした。


言い表せない落ち込みを感じた。

矢野さんが、わたしに話さないことって
きっと、これだけじゃないんだろうな。

すべて話すのがいいとは思わないけど
ちょっと寂しい…

男同士で戯れている矢野さんを見ながら、
シャンパンを飲んだ。


お酒もだいぶ進み、みんな陽気。(笑)

わたしはさっきのことがひっかかり、
心からは笑ってない状態…

矢野さんは結構飲まされたみたいで、
へろへろになりながら隣に戻ってきた。


「ユキちゃん、飲んでるー?」と
満面の笑みの矢野さん。


ユキちゃん?

「飲んでるよ」

「ねぇ。こっち向いて、ハニー」

「何よハニーって…」

矢野さんの腕がわたしを捕まえる。

みんなの前で、思いっきり抱きしめられて、
大歓声があがった。(特に開発メンバー)

「もう!ちょっとー!」


強く抱きしめられて、全然離してくれない。
この酔っ払いー!


どこからか、
「チューしろー」と聞こえてきて
ゾッとしたけど、矢野さんは
「家でするわ!」と切り返し、
わたしから体を離した。


彼の香りが残る。
いつも彼がつけている香り。


矢野さんは他の人と会話をしながら、
テーブルの下で、わたしの手を握った。


もう。人の気も知らないで。

あんまりドキドキさせないでほしい。

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