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ラブホリック 284-お披露目パーティー企画。

「休めませんでしたね…」

「渡辺課長?おもしろかったけどね…」


エレベーターに乗りながら、
二人で苦笑する。

休憩にはならなかったけど、
明るい気持ちにはなったかな。

できるところまで働き、
向井さんに帰り支度。

その最中、矢野さんから
『まだいる?』と社内メールが来た。

『もうすぐ帰ります』と返すと、
1Fロビーで待ってるとのことだった。


向井さんと3人で帰ることになった。


3人でワイワイ話しながら、駅まで歩く。

「ほんと、いきなり結婚したのびっくりしたよー。
式は挙げないの?」
と向井さんが言う。


「あ、やべ。休暇申請出してねー」
と、矢野さん。
出してなかったのか。(笑)

わたしも申請未承認の件、
部長に確認してなかったー。


「一応、夏に親族だけで
挙げようとは思ってるんですが、
まだ何も手を付けてなくて…」
とわたしが言うと、向井さんは深く頷いた。

「なんか、社内の雰囲気もバタバタしてるし、
休み取り辛いよね」

「そうですね…」


どんよりとした空気の中、向井さんが、
「本社の人間集めて
お披露目パーティーするなら、私幹事するよ!」
と言って下さった。

「ありがとうございます!」

「任せといて!来月開催しよ♡
みんな集まると思うよ!」

「交流会の延長だな」と、矢野さんは
澄ました顔をしていたけど…(かわいくない)

楽しみな予定が増えた。


向井さんとは沿線が違うので、駅でお別れ。


「仲いいな。おまえら」と矢野さんが言う。

「うん。本社で楽しく過ごせるのは
向井さんの存在が大きい」

「はは。あのフロア、ドライっつーか、
クールな人多いもんな(笑)」

支社とは違う、
かなりビジネスライクな雰囲気のオフィス。

同僚は友達じゃないし、働きに来てるから
それでいい面もあるとは思うけど
けして雰囲気がいいとは言えなかった。

でも、向井さんは誰にでも明るくて優しくて
わたしもそうありたいと、いい刺激をくれる人だった。

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