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ラブホリック 283-1月末の残業。

1月末。
例の如く、忙しい。


今でこの状態だと、
4月からの組織改正後はどうなるんだろ。
本当に社員だけで回せるだろうか。

今年度の初めもかなりハードだったけど、
あの時以上に忙殺される予感…

気分転換に炭酸を買いに、席を立つ。

出入り口付近から経理部を見ると、
向井さんがデスクに伏していた。

「大丈夫ですか?(笑)」

声をかけると、向井さんが
「きつい〜。」と顔を上げた。

「あれ、七瀬さん退勤?…なわけないか。
私もリフレッシュする〜」

わたしの財布を見て、
休憩を察する向井さん。

二人でエレベーターを降り、自販機へ。

支社はコンビニがあるけど、
本社にはないから、
もっぱらビル内の自販機頼り。


二人で、自販機横のイスに座り
二人とも無言で飲む。(笑)

「来年度を思うと、恐ろしいよね…」と向井さん。

「同じこと考えてました!」

「経理も4月からは派遣さんいなくなっちゃうし…。
てゆうか、私も経理のままなのかわかんないし。
会社、迷走してるよね」

「はい…世知辛いですね…」


二人で静まり返っていると、
開発部の方々が賑やかに入ってきた。

つい、矢野さんの姿を探してしまうが、
いなかった。
オフィスにはいるのかなぁ…






「あ!ななちゃん!ちょっとー!
やっぱり矢野とつきあってたんじゃない!!」

突然呼ばれて驚いた。



この声は、渡辺課長!
昔、矢野さんとの噂を立てた張本人。


「渡辺さん!本社来られてたんですか?」

「そうだよー!結婚おめでとう!」


あの噂は、嘘から出たまことになった。(苦笑)


「さっき矢野に会ったんだけどさ、
彼、変わったねー!
なーんか硬派になっちゃって!
ななちゃんあげまんだね!」


あげま○…


「あんまり褒められてる気しません…」

そう言うと、隣にいた向井さんも笑う。

向井さんはおきれいな方なので、
渡辺さんも恐縮していた。(笑)

ひとしきり笑って、休憩フロアを後にした。

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