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ラブホリック 282-マリッジリング装着。

矢野さんは、
「はー…気持ちよかった。」と、
わたしを抱きしめ、
一息ついて横になる。



膝枕してあげると、喜んでくれた。


「大変そうだね…仕事」

髪を撫でながら話しかける。
矢野さんは、目を閉じたまま、
少しだけ笑った。


「真剣にやってる奴はみんな大変だろ。
 オレだけじゃねーから…」

「わたし、マサキの役に立ちたいなぁ。
 …何ができるかなぁ」

「えー…今で十分だけどな…」


そう言うと、矢野さんは
すーっと寝息を立て始めた。

かわいくて、ふふっと笑ってしまった。

しばらくそのままでいたけど、
わたしも寝ようと、そっと太ももを外す。
矢野さんは全然起きない。

抱きつくと、彼の匂いがして、
幸せな気分になる。

そのまま朝まで寄り添って眠った。


そして翌朝。

またもや矢野さんは先に起きていて、
わたしはコーヒーの香りで目が覚める。

「おはよう。久しぶりに爆睡してスッキリしたー」
と、朝から元気な様子でホッとした。

わたしの分の朝ごはんも作ってくれていて感激した。


「ありがとう。誰かに作ってもらえると嬉しいね」

「そーだろ。オレも、いつもそう思ってる。」

まっすぐな言葉がすごく嬉しくて、
照れていると、矢野さんが笑った。


朝食を食べ終えると、昨日受け取って帰ってきた
マリッジリングを開けた。

矢野さんが、わたしの手を取って、
薬指にはめた。
わたしも矢野さんにつける。


「なんか、いいよな。
 少しぐらい仕事がキツくても、
 これつけてたら頑張れそう 」
と矢野さんが言う。

「うん。わかる」

「ずっとつけとこ。」と、
自分の手をかざして見つめている彼が
とても愛しかった。

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