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ラブホリック 279-お疲れモードの彼。

結局、いつもの和食のお店に入った。
ここが一番落ち着くよね、と言いながら。

矢野さんは少し疲れた様子。



「マサキ、髪伸びたね」

「あー…そうだな。
バタバタしてたしな。明日切りにいこ…」

と、疲れながらもすかさず
ヘアサロンの予約を入れる彼。

前髪を上げる髪型だったけど、
無造作っぽい今もいい感じ。

こんなかっこよかったかなぁ?
わたしはすっかり
恋する乙女の眼差しになっていた。


おいしく完食して、お酒も飲んで、
くつろいで店を出る。


どちらからともなく手をつなぎ
マンションまで歩いた。

何度もあくびをかみ殺す矢野さん。
今夜はゆっくり寝かせてあげなきゃ…


家につき、お風呂の用意をしてリビングに戻ると、
ソファの上で矢野さんが爆睡していた。

矢野さんの前にしゃがんで、髪を撫でる。
頬にキスしてみても、起きる気配はない。

ブランケットをかけて、
お風呂のお湯がたまるまで、
無防備な寝顔を見つめていた。

投げ出された手を握り、寝息を聞いていると
愛情がこみ上げてくる。


この人を支えたいなぁ。


職場でも支えられたらいいけど、
結婚したからには、
仕事で関わることは、もうないだろうから。

毎日笑って、仕事に送り出してあげたいな。


わたしが矢野さんにしてあげられることは何だろう。


お湯はりブザーが鳴る。
それでも矢野さんは起きない。

もう一度頬にキスをして、
彼を起こさずにお風呂に入った。

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