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ラブホリック 278-マリッジリングを受け取る。

端末シャットダウン中、小林部長が戻られた。

清水さんからの伝言を伝えた後、
部長が後ろにいた矢野さんに声をかける。



「あれ。矢野、奥さん迎えに来たの?」

「すみません。管理部まで来て」

「いいね~。新婚の頃思い出すよ。」

小林部長も社内結婚。
奥様はおきれいな方らしい。

その後、わたしが帰り支度をしている間、
部長と矢野さん二人で何やら話をしていた。



小林部長も矢野さん好きだよなー…

矢野さんは、目上の人からしても
どちらかというとやんちゃで
生意気なタイプに思うんだけどな。

可愛がりたくなるんだろうか?


準備が終わると、部長は「お疲れ様」と
わたしたちを送り出してくれた。


もう20時前。デパートが閉まってしまう。

「時間くったなー。急げば間に合うかな」

コートを着てビルを出ると、
矢野さんが走りだした。

「ま、待って~!」

デパートまで二人駆け出す。

息を切らせてショップに到着し、
スタッフの方も苦笑していた。

閉店ギリギリだったけど
和やかな雰囲気の中、
指輪を受け取った。

入れてもらった文字は、
お互いのイニシャルと入籍の日付。(王道)


紙袋を持ち、デパートを出ると、
矢野さんが振り向きざまにわたしに手を差し出す。

手を握ると、その手ごと
矢野さんのコートの中に入れられた。

「冷たいな」と言う矢野さん。


あったかい。
一緒に歩けて、嬉しい。

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