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ラピスラズリ 57

「そう見えますか!?」
と聞くと、萩原さんは

「なんだよ、自分でも
きれいになったと思ってたのかよ」
とげんなりして言った。

「違いますよ!他の人にも言われたんです」

「誰よ」

萩原さんがタンブラーを
ベンチに置きながらニヤニヤ笑う。

「ネイリストさん…」

「ネイリストぉ?社交辞令だろ!」

大笑いされて、がーんと青ざめた。

うそーっ!そうだったの?
あの言葉、大切に思ってたよ〜!


「社交辞令か…そうなのかな…」

「嘘だよ。いちいち落ち込むなよ」

萩原さんはシニカルに笑ってまた
コーヒーを飲み始める。
けっこう意地悪だよね…萩原さん…

「萩原さんて意地悪…」

「マジかよ。どこがだよ」

「え…自覚ないんですね」

「瑠璃ちゃん言うじゃん」

田島さんもズバズバ言うタイプだけれど
デリカシーあるし優しいもん。

……田島さんと比べちゃった。
諦めないといけないのに。

「すぐすねるんだな〜」

「すねてませんっ」

「中身はマリと全然ちがうな」

萩原さんはフッと笑ってコーヒーを飲んだ。

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