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ラブホリック 273-社宅の退去。

少し前の時間に着いた。

矢野さんは、この社宅に入るのは初めて。

ピンクのカーテンを見て、
「ユキっぽいな…」
と言っていて笑った。

矢野さんちは色味が少ないし、
男っぽいものが多い。


「会社のひざ掛けも、
 デスクの卓上カレンダーも
 みんなピンクだもんな」

「ピンク好きなんだもん」

ブランケットはともかく、
卓上カレンダーまで
よく覚えてるなぁ。(笑)


「風呂広い!」

お風呂の広さ重視の人としては
社宅のお風呂は合格だった模様。

「お部屋も広いよね」

「さすがファミリー仕様だな。
 でもここでは思いっきりエッチできねーな…。
 声漏れたりしたら…」

「そんなこと心配してたの!?」

意外な心配の内容に吹き出した。

「えっ。おまえ心配しなかったの?」

「そんなことは考えてなかったよ…」




着眼点が違う。(笑)


小林部長は多分、来年度
わたしを一度支社に返すつもり。

矢野さんとは少しの間
離れることになるかも、
と仰っていた。

なので、もし
この社宅を借りていたとしても
4月からは矢野さん一人で
生活することになる。


少しの間でも…離れるのは寂しいな。


これだけ一緒にいたら、
離れるのが怖くなる。

あんなに仕事第一だったのに、
この有様…。


今のわたしは、仕事より
矢野さんを選んでしまうかもしれない。


なんとなく、そう思った。





退去は無事に終わった。
あとは人事手続きを取るだけ。

連休も終われば
矢野さんはまた帰りが遅くなる。

どの案件で忙しいか知っているだけに
ヤキモキせずに済んだ。

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