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ラブホリック 270-ひみつじゃなくなった4人組。

夜も更けたので、お店を出ることにした。


結局、もう一軒バーに行き、1時前まで飲んでいた。

夜に強いSEさんたちの中で一人、
眠くて仕方がない。(笑)


「今度は矢野さんたちも一緒のホテル取って下さいよ。
 部屋で飲みましょう」
とアサミが言った。

「まーそうだな。その方が落ち着けそうだし…。
 三輪の飲み方怖えーよ。
 勢い良すぎて。つぶれるぞ」

アサミと矢野さんのやりとりを、
仁科君と二人で後ろから眺めていた。


「ななちゃんと矢野さん、意外とお似合いだよね」
ニコニコしながら仁科君が言った。

「そう?嬉しい。
 仁科君とアサミほどじゃないと思うけどー」

「俺は見事に尻に敷かれてるよ(笑)」

確かに(笑)
笑っていると、仁科君が続けて言った。

「それとね。矢野さん最近雰囲気すごく変わったよ。
 丸くなったというか…。
 もっととんがってたもんね。
 これは愛の力だろうなと。
 ななちゃんの影響だよね」

「わたし?」

「うん。営業に行くのは、
 俺はすごく寂しいけど…支えてあげてね」



ん?

営業って言った?



「おまえら!モタモタ歩いてんじゃねーよ!」

かなり前を歩く矢野さんが、こっちに向かって叫ぶ。
急いで仁科君と駆け寄った。

眠くて酔っていたわたしは、
仁科君に言われた内容を
矢野さんに尋ねることも忘れてしまう。


この話を再び思い出すのは、まだ少し先の話。


アサミと仁科君がタクシーに乗り、
定期的に4人で会おうと約束して見送った。

「オレらも帰るか。さみー!風呂入りたい」

「さむいさむい」

矢野さんの腕にぎゅっと抱きつく。
次に来たタクシーに乗り込み、急いで家に帰った。

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