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ラブホリック 268-1月の会社近隣クリニック受診と連休。

名字が変更された保険証を
もらった日の帰り。

会社近くのクリニックに寄った。


おじいちゃん先生のクリニックとは違い、
よく言えばテキパキ…
少し、殺伐とした雰囲気。

妊娠計画もないし、体調も変わらないので
紹介状を渡し、前回量と同じ
薬の処方だけしてもらった。
3ヶ月分出たので、次は4月の受診。



クリニックを出ると、
目の前に調剤薬局があったので
そこに入った。

さすがに…
少し複雑な思いがよぎる。


薬局のレイアウトも、内装も違うし、
スタッフの方も全然違うけど
記憶が鮮明によみがえって
思いのほか苦しかった。

薬を受け取ると、そそくさと立ち去った。



今は1月。
もうすぐ、ケイゴさんと式を挙げる予定だった日。

その日より前に、別の人と入籍したんだと思うと、
何とも言えない心境に陥った。


全く後悔はしていないし、
自分なりに、真剣に考えた上で
矢野さんとの結婚を決めた。

ケイゴさんにはなかったものを
矢野さんは持っていた。


なのに、この胸騒ぎはなんだろう。

薬局に来るたび、
こんな気持ちになるんだろうか。


切り替えなきゃ。


週末は、アサミと仁科君が遊びに来る。

それを楽しみに過ごすように努めた。





そして3連休初日。

年始早々から仕事に追われ、
連日帰りが遅かった矢野さんと、
二人でゆっくりできた。



友永さんの言葉が気になってはいたけど、
やっと二人で一緒にいられる喜びが上回る。

嬉しくて、ずっとひっついていると、
矢野さんも嬉しそうに
わたしを抱きしめた。


「はー…ユキすげーかわいい。幸せ」

「わたし、マサキがいたら何もいらない」

「オレもそれ言おうと思ってたのに」

「ずっとこうしていたいね」


バカップル(バカ夫婦?)だけど、
お互い本気でそう思っていた。(笑)



そんな調子なので、家にいると
際限なく求めて愛し合ってしまう。


しかし当時、
わたしが仕事を抜けるわけにはいかないのは
矢野さんもわかっていたので、
避妊を怠ることは一度もなかった。


矢野さんと向き合っていると、
過去なんて気にならないほど
愛してくれているのが伝わる。


わたしも忘れているような、入社当時の話を
愛おしげに話してくれたりした。


矢野さんといると、心から安心する。

友永さんの言葉は心の片隅に追いやられて行った。

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