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ラブホリック 254-12月の支社出張。

支社出張の日になった。
久しぶりに栗栖さんや清水さんに会う。

小林部長は前日の晩に支社に行かれ、
わたしは早朝から新幹線で向かった。



矢野さんは晩、地元に帰ってくる。


久しぶりの街並み。
社ビルにコンビニ。
エレベーターホール。非常階段。

社員カードをスラッシュして
フロアに入室すると、
他部の懐かしいメンバーたちが
立ち上がって声をかけてくれた。


管理部まで進むと、栗栖さんが立ち上がる。

「ななさーん!お久しぶりです!!」

ちょっと顔つきがしっかりしていた。
清水さんも「お疲れ様」と微笑んだ。


「栗栖さん、最近はどう?」

「清水さんに聞いたら
 イヤミ30分ぐらい言われ続けるんで、
 自分で動くようになりました」

清水さんは、「何て言い草だ…」と
苦々しい表情。

「そっか。荒療治だね(笑)」


それでも、清水さんと
栗栖さんを見ていると、
清水さんは最低限のフォローはしているし、
いいコンビだと感じた。


一働きして、栗栖さんと清水さんと
ランチに出る。

栗栖さんはすごく嬉しそうにしてくれる。
良心が痛む。

矢野さんとのことをいつ告げようか迷った。
罪悪感で、心から笑えない自分がいた。


駅ビルの和食屋さんに行き、
みんなで日替わり定食を頼んだ。


途中、栗栖さんがお手洗いで席を外し
清水さんと二人になった。



「おめでとう。つきあい出したんだろ」

清水さんが頬杖をつきながら
にこやかに言う。

「あ…ご存じなんですね」

お品書きをスタンドに
立てながら返事をした。

「まぁね。あいつ、ずっと前から
 ユキちゃんのこと好きだったからね。
 大事にしてやって下さい」


それを知ってて、
何でわたしにキスしたんだ?
と思っていると

「おまえが言うか?って顔してる」と
清水さんは苦笑した。


「清水さん、今単身赴任なんですか?奥様は…」

「あれ?矢野から聞いてない?この前別れたんだけど」

えーっ!

「聞いてませんが…」

「嫁に愛想尽かされちゃった。
 あ、彼女はいるからご心配なく」
と、キレイな顔で微笑まれた。


はー…彼女さんがすでにもう…
(人のこと言えませんが)

なんかよくわからないけどすごいなぁ。
かっこいい人は違うな。(笑)

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