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ラブホリック 253-過去を打ち明ける。

その晩。

いつものように体を重ねてから
眠りにつこうとしていた時。


「あ。ソラにクリスマスプレゼント買わねーと…」
と、矢野さんが言った。


「今月クリスマスだもんね。何買うの?」

「姉ちゃんからは、候補いくつか出てんだけどなー。
 ネットで買ってもいいんだけど…店一緒に行く?」

「行く!」

「ユキにもプレゼント買いたいし。おもちゃでいい?」
と、やんちゃな表情。(苦笑)

「マサキが言うとへんな(大人の)おもちゃ買ってきそう」

「おまえはオレをそんな奴だと思ってるのか…」

頬を軽くつねられて、二人で笑い合う。


「ソラもすげーかわいいんだけどさ。
 自分の子はもっとかわいいのかな」


一瞬、返事を躊躇した。

あの夏の事が頭をかすめる。






「…かわいいよ。きっと」

「そうだよな〜」


矢野さんは、
嬉しそうにわたしを抱きしめる。




黙っているのは無理だった。



「マサキ…あのね」

腹を決めて、口を開いた。



持病の話はすでにしていたけど、
妊娠出産にも深く関わることを
改めてもう一度話した。

そして、あの出来事を。










話し終えると、
矢野さんは、少し何かを考えている風だった。

裁かれるような気持ちで次の言葉を待った。





「それ…今年の夏のこと?」
そう聞かれて、頷く。


すると矢野さんがこっちを向き、

「バーカ!」と言った。




「…わたしのこと、幻滅した?」

「するわけねーだろ!」


大きな声に、ビクッと体が震える。
矢野さんはバツが悪そうにわたしを見た。


「あいつと別れたのはそれが原因?」

「直接の原因じゃないよ。
 別れたのにもいろんな理由があって。
 いつのまにか、
 マサキを好きになってたのが大きな理由で…」

「え?そうなの?」

矢野さんが驚いた顔をした。



「別れた理由、話してなかったね」

「おう。聞いてなかったな」


矢野さんは、わたしが、
別れから落ち着くのを
一緒に待っててくれていた。



それにずっと甘えて、今も困らせて
ロクな女じゃないのに…



そのあとわたしは
ケイゴさんと別れに至るまでの話をした。

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