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ラブホリック 246-会社の人にバレた?

11月末。
毎月の忙しい期間。

帰れそうになく、
休憩がてら社内の自販機へ。
忙しい時はもっぱら微炭酸。


そこに並ぶイスに座り、一気飲み。(笑)

「管理部忙しそうだね」
と友永さんに声をかけられた。
相変わらず優しそうでクマさんみたい。

「終わる気配ないですね〜。
 続きは明日にしようかな」

「それもいいかもね。僕はもう帰るところ。
 よかったらごはん行きませんか?」

おっと。
ソフトなお誘い!

やんわりお断りする。

「すみません。明日も早いので、今日は帰ります」

「そっか。忙しいのにごめんね」

「いえいえ」

缶を捨て、エレベーターホールで
上階行きを待つ。

友永さんは何もボタンを押さず、
黙ってわたしの隣に立っていた。
見送ってくれるのかなぁ…?

「また誘ってもいいですか?」と、
友永さんが言った。


「いいですよ。みんなで行きましょう!」

そう答えると、友永さんは苦笑する。

「みんなか…矢野君とは二人で行ってるのにね?」



え。



顔を見ると、友永さんはニコッと笑った。



エレベーターが来た。

「来たよ。乗ったら?」と言われて、乗り込んだ。

友永さんはその場に立っている。
わたしは頭を下げて閉めるボタンを押した。






びっくりした……


見られたのかな。どこでだろう。


考えてみるも、心当たりもない。


もし、バレたとしても
どうせ来月から支社に戻る。
今は、業務上矢野さんに関わることも
ほとんどない。

要は、今と変わらない。はず。
だけど、言いようのない気味の悪さがあった。



自席に戻る。

ふーっと息を吐き、
キリのいいところまで業務をこなした。



友永さんはどこにお住まいなんだろう。
独身なのかな?

オフィスを出て、
考えながら帰っていると、
矢野さんから着信があった。

『お疲れ』

「おつかれさまー。今終わったよ」

『後ろ見ろ』

振り向くと、矢野さんが
ニヤニヤしながら歩いていた。

「ちょっと笑いすぎだよ。怪しいよ。(笑)」

『なー。飯食って帰ろうぜー』

「今日はダメ!作り置きあるから家で食べよう」

『いいけど、珍しいな。外食断るの』

「…理由は後で話すよ」


電話を切った後も、
一定の間隔を保って家まで帰った。

どこかから友永さんが見てるんじゃないかと
気が気じゃなかった。

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