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ラブホリック 241-聞いてみたかった過去のこと。

その後は念願のお風呂へ。

二人とも眠いのに
ウキウキしながらお湯に入った。

キスしたり、抱きしめてくれたり。

さっき肌を重ねた余韻を残しながら
二人ひっついていた。

だが…



矢野さんが、不意に
「ラブホ来るの久しぶりだなー」
と言ったのを聞き逃さなかった。


自分もケイゴさんと
付き合いはじめに行ったのはさておき、
モヤモヤしてしまった。


矢野さん、いつラブホ行ったんだろう。


元カノのリナさんと…とは限らないか。
女癖悪いって噂もあったし。

そもそも向井さんとはどうなってるんだろ?

良からぬ想像をして
シーンと静まるわたしに
後ろから抱きつく矢野さん。

「眠くなった?広いベッドで一緒に寝ようぜー」

矢野さんの腕をゆっくり外し、
向き直った。

「質問があります」

「え?何だよ?」

「マサキの女性関係をざっくり知りたいの。
 怒らないから」

わたしの様子に、矢野さんは驚いた顔。


「大した話はないけど…
 怒らないのはありえねーだろ。
 女にそんな話して、
 穏便に終わったことねーもん」


ああ…そうだよね。
確かにそうだ。

うんうんと
頷きつつも食いさがるわたし。

「穏便に終わらせるから!
 モヤモヤするのイヤなの」

「なんでいきなりモヤモヤしてんだよ!
 さっきあんなに仲良くエッチしてたのに」

「おねがいー聞きたい―」

矢野さんは、
女はよくわからん、という表情で
ふーっと息を吐いた。



矢野さんのわたしへの思いは
身にしみて感じている。
それでも、気になるものは気になる。

噂が噂だっただけに!


「マサキが『ラブホ久しぶり』って言うから、
 誰と来たのかなって思うじゃん」

「すげー想像力だな。連想力というかな。感心するな」


…話さないつもりだな。


「じゃあいいや。清水さんと向井さんと仁科君に聞くよ」
と言うと、矢野さんの顔色が変わった。

「待て!わかった!話す!
 でもマジで、
 おまえが期待するような武勇伝とかねぇぞ」

「ある方が困るよ(笑)」

「とりあえず風呂出よ。ぶっ倒れそう」

慌ただしくバスルームを後にし、
ベッドの中で腕枕をしてもらった。

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