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ラブホリック 234-地元に帰る。

新幹線で二人寄り添って爆睡した。
数時間乗るので、いいお昼寝時間になる。

膝の上に乗せていたスマホが震えて
起きる時間を知らせた。


もう、次の駅で降りる。

「マサキ…次だよ」

「んー…よく寝たな〜」

矢野さんは伸びをしてから、
わたしの頬にチュッとキスをした。

「こら!外ではやめて!
 誰が見てるかわかんないのに!」

小声で怒ると、矢野さんは
「結構ツンデレだよなぁ…」
と苦笑していた。


駅に降り立つ。
懐かしい…すごく懐かしい。

「行くぞ」

手は繋がず、矢野さんの斜め後ろを歩く。
お互い、一度実家に帰ることにしていたので
わたしの乗換の改札で解散。

矢野さんは「晩、電話しろよ」
と微笑み、歩き出して行った。


電車に乗る。

思い出の駅で、
ケイゴさんの薬局が見えた。
複雑な思い出で見送る。


おじいちゃん先生はお元気なのかな。

他の病院にかかれるよう、
紹介状も持ってはいるけど
また、あのクリニックにかかりたいな。
ずっと診てもらってた先生だもん。


ケイゴさんの薬局には行けないし、
もう行かないけど
1月にこっちに戻ったら、また診てもらおう。


そう決心しながら、電車に揺られていた。




家に帰ったら、
父と母に出迎えられた。
兄弟は家を出ているので、
この家には両親だけが住んでいる。



ごはんを食べながら、
仕事の話や、新生活の話をした。

矢野さんのことは、話そうかどうか迷った。

何だか、母に「フラフラして!」と
怒られそうな気がしたから…(苦笑)


家族で団欒中、
そんな矢野さんからの電話が鳴った。
リビングを出て電話に出る。


「どうしたの?」

『おー。ちょっと聞きたいことあるんだけど』

「うん。何?」

『いつか、オレと結婚する気ある?』

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