Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 51

ラピスラズリ 51

「すげー!形になってる!
これで明日仕上げて決裁まわすよ。
ありがとう」

すべて説明を終えた。
細かい修正は入れるけれども、
実質OKでホッとした。


明日、二人きりの飲みは断らないと。

「あ、あの、田島さん。
明日なんですけど」

「あっ、ごめん、明日は
ちょっと都合悪くなっちゃったから
また今度でもいい?
お詫びにエクレア買ってきたんだけど、
食べて帰りなよ」



………拍子抜け。




エクレア………好き……


田島さんの席まで呼ばれてついていく。
5個入りの箱にエクレアが入っていた。

一つずつ取り出し、田島さんは
「おーい!天野、食えよ」
と二つ向こうの島にいる
天野さんに箱を差し出した。



「エクレアですか…?」

天野さんもエクレアを取りに来た。
その場で一口で食べちゃう男性たちに
モタモタしながら私も食べ切る。

「めっちゃうまいっすね」

「だろー?お前のために買ってきたんだよ」

「はあ…まじすか。山下さんにでしょ」

「天野も入ってるよ。覇気ねぇな〜」


田島さん、いつも天野さんにきついけど
なんか、ちゃんと上司と部下だなあ……
いつもより微笑ましく見えた。


食べた後は、帰る準備をして会社を出た。
混雑している電車に乗ったら
天野さんからLINEが入る。

近所の焼鳥屋で食べて帰らないかという
誘いだった。


ちょっとだけすっきりした気持ちで
OKと返した。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。