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ラブホリック 210-同僚の顔から恋人の顔。

矢野さんの運転は、意外と安全運転だった。

飛ばしたり追い抜いたりしそうな
イメージだったから、安心した。(笑)


ケイゴさんも慎重に運転する人。
こちらは見た目のイメージと合致。

二人を比べてるわけではないけど、
やっぱりふと、頭をよぎる時があった。


家電に日用品にファブリックと、
いろいろ買い込み家に運ぶ。

洗濯機は選んでほしいと言われて、
わたしのチョイス。

お店の人に「奥さん」と呼ばれて、
いい大人が恥じらう。(苦笑)
乙女じゃあるまいしー。


レンタカーを返しに行き、
外でごはんを食べて、
また矢野さんちに歩いて戻る。

歩きながら、矢野さんの指が、
わたしの指に絡む。

言葉はないけど、想いを感じて
胸がきゅっとした。

空は暗くなり、夜になっていた。



部屋に入ると、矢野さんが、
買ってきた荷物を捌きながら

「今日、泊まる?」

と、こちらに目を向けずに言った。


「泊まります」って、
いざ言おうとすると
ものすごく恥ずかしい!

妙なプライド(?)が邪魔をする。


同僚という関係もあるかもしれない。
今更かわいく振る舞えないと言うか…



でも、伝えないと伝わらないよね。


わたしの返事がないので
矢野さんがこちらを見る。

「泊まります…」と小さく答えた。


「………あー。緊張するな。やばい」

矢野さんがまた顔を両手で覆い始めた。
あの日の夜みたいに。


「そんなの、わたしも緊張してますよ!同じぐらい」

「…そうは見えねーけどな…じゃ、こっち来て」

手招きされ、
遠慮がちに矢野さんの隣に座る。

腰を引き寄せられて、
くすぐったさに声が出た。

「なに、今の声(笑)」

「腰はちょっとダメなんです」

矢野さんは嬉しそうに微笑む。
そのまま顔が近づき、
目を閉じてキスを受け入れた。

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