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ラブホリック 206-励まされる。

業務上でのクレームやトラブルは、
あまり引きずらない。
あくまで仕事の範疇と割り切れる。

でも、後輩指導のダメ出しは、
自分を否定された気になった。

あーー。打たれ弱いーー。

栗栖さんは大丈夫かな。


帰りの電車に乗ると、矢野さんから
晩ごはんのお誘いをいただいた。

会うと、微妙な元気のなさを見抜かれ、
清水さんとの顛末を和食屋さんで話す。


「…清水、あながち外れてねーな。(笑)」

笑いを堪える矢野さん。

「はい。図星です。だから落ち込んでます」

「別にいいじゃん。
 清水がサオリちゃん鍛えてくれるだろ。
 部長もそれわかってての采配じゃねーの」

「そうかもしれませんね…
 わたしじゃ新人さんは育たないから」

卑屈に言うと、矢野さんが吹き出した。

「おまえはサポート向きだからな。
 だから部長が側に置きたくて本社呼んでるだろ。
 SIPのネゴシエート役も誰より適任じゃん。元気出せ!」


矢野さんの励ましにジーン…


「超嬉しいです。矢野さんっていい人…」

「いい人か…『かっこいい』がいいな」

「かっこいいかっこいい」

「適当に言ってるだろ」

お酒も煮物もお魚もおいしい!
すーっと心が晴れて、笑顔が出た。

矢野さんに感謝。

仕事をわかってくれる人がいるのは、
ありがたいことだと感じた。



店を出て歩き出す。

ちょっと散歩してから、社宅まで
送ってくれることになった。

「…明日からがんばろ。」

そうつぶやくと、
「ま、パンクしないように」
と矢野さんが微笑んだ。


「清水さんと同じこと言いますね…」

「あいつも心配したのかもしれねーじゃん」

そう……か?
疑わしいな。(笑)

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