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ラブホリック 203-おつきあいが始まる。

そうして、
矢野さんとつきあうことになった。


迷いはないとは言えなかったけど、
自分の心のままに動いた結果だから
反省はしても後悔はしない。


翌日の日曜はお昼から会い、
一緒に外でごはんを食べ、
買い物に行った。


道を歩いてると、矢野さんが唐突に言った。

「部屋借りよっかな。
 寮だと会いにくいしな。
 どうせオレ、しばらくずっと本社なんだし。
 そーしよ。探すわ」

「え。よく考えたほうが…」

わたしがそう言うと、矢野さんが
「なんで?」という顔をして言った。

「考えても答え決まってるじゃん。
 今だと、二人きりになりたかったら、
 ラブホぐらいしかねーのに。」

ま、まぁそうなんですけど…
何だか身もフタもない言い方ですけど…
すごいなぁ。

「一緒に住む?」

「いえ…ちょっとまだ…」

「そう言うと思ったよ。(笑)」


矢野さんの行動力や
バイタリティには驚かされる。

仕事では、すごく気が合うけど、
基本的にプライベートは
部屋でぼーっとしていたいわたし。

矢野さんのフットワークの軽さに
全くもって感心した。

この人が心休まる時間はあるのだろうか?
と、疑問を抱くぐらいだった。


ちょっとしたカフェに入る。
わたしがまったりしてる間に、
矢野さんは部屋探しのサイトチェック。


和食屋さんのお品書き見てる時と
同じぐらい真剣な表情。(笑)


矢野さんはいつも忙しそうだなぁ…と
ひとりでこっそり苦笑した。




歩く時は手をつながない。
会社の人に見つかるといけないから。

つきあってることは、知られてはいけない。

つきあうことになっても
矢野さんはあまりベタベタしてこなかった。

早速ホテルに誘われるなんてこともない。

「好き」も言わない。

呼ぶときも「おまえ」。

今までと違うことと言えば、
帰り際に軽くキスしたこと、ぐらい。

今までとほぼ変わりない関係だった。

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