Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラブホリック > ラブホリック 198-新生活初日。

ラブホリック 198-新生活初日。

社宅はファミリー仕様なので広かった。
少し築年数が古いけど、
手入れが行き届いているように思う。

荷物の受け取りや挨拶回りなど
バタバタしていたら夜になった。


まず、母に電話した。

「体壊さないように頑張りなさい」と
励ましてくれた。


実家に帰り、
ケイゴさんと別れた事を伝えた時は、
「焦らなくていいのよ」と言った母。

父も母も、静かに事実を受け止めてくれて
それがまた申し訳なかった。

焦らずに、前に進みたい。



母の声を聞いた後は
若干ホームシックになる。(苦笑)

この数週間、
実家住まいだったせいもあるかな。



東京に来て、一人で眠る初めての夜は、
隣にケイゴさんがいない事を不思議に思った。

最後に会った
ケイゴさんの笑顔を思い出す。

初日からこの寂しがりよう…
情けないなぁ…

自分でもゲンナリする。

弱い自分が嫌になって、
早く朝になれと願いながら眠った。





翌日は土曜日。
部屋の片付け、買い出しなど
用事を済ませながら過ごす。

夕方、矢野さんから電話があり、
最寄駅で待ち合わせることになった。

土地勘もなく、知らない場所が苦手な上、
方向音痴なので、指定された場所が
合っているのか自信がない。

恐る恐る待っていると、
矢野さんが悠々と登場した。(笑)

「おう。はえーな」

今まで、矢野さんの顔を見て
こんなにホッとしたことがあっただろうか。(笑)

「矢野さ〜ん!よかった〜!
 ここで待ってていいのか自信なくて〜!
 あーよかった〜」

安堵感から、ペラペラと話すわたし。

「はははっ。大袈裟な」

「知らない場所苦手なんです」

「良かったなぁ、内勤で」

「そうですね。最初、本社出張もびびってました」

矢野さんの歩く斜め後ろをついて行き、
和食のお店に入った。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。