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ラブホリック 194-定時後のガールズトーク。

………非常に言いづらい………。



アサミの視線に耐えきれず、汗が出る。

黙りこくるわたしを見て
「まさか。」とアサミ。


「もーっ!えー!?待って!ユキ、食われたの?」

悶えるような動きをする。(笑)

「いや、違う違う!
 やっぱりここじゃ言えない!
 電話かメールかするから!」

「え、つきあってるの?」

「それはない…」

「なにー!どうなってんの〜!聞きたいわ〜」

アサミがどこまでわかっているのか
わからなかったけど、
とりあえずこの場はこれで終わった。


あんなにくよくよ悩んでいたのが、
アサミと話すといつも気が楽になる。
(全然解決はしてないけど)


自席に戻ると、栗栖さん席に
矢野さんが来ていた。


矢野さん、わたしのイス座ってる。
一瞬足がすくんだけど、自席まで向かうと
栗栖さんが立ち上がった。

「ななさん!
 今からごはん行きませんか?
 矢野さんもちょっとだけならって
 言ってくれました〜!送別会しましょ!」

ちらっと矢野さんを見ると、
気だるそうに言う。

「行こ。腹減った。また会社戻るけど」

矢野さんは…普通の態度かな?

「じゃあ、ちょっと行こっか。
 わたしも会社戻りますよ。席片付いてないし。
 栗栖さんは仕事大丈夫?上期の決算準備…」

「大丈夫…だと思います!」

栗栖さんは、握り拳を胸に答える。

「だと思います、って怖えーよ。
 大丈夫って言い切ってよ(笑)」

無邪気に笑う矢野さん。
この顔久しぶりに見たなぁ、と思った。




3人で渋めの居酒屋に行った。
栗栖さんを真ん中にして
カウンターに並んで座る。

栗栖さんはすごく寂しそうにしていて、
その姿を見ているとわたしも寂しくなった。

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