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ラブホリック 191-時間に追われる。

「う…嬉しいけど、都合のいい日あるかな?
 矢野さんかなり忙しそうだし」

「矢野さんには私から聞いときますよ!
 ななさん、今週のご予定はどうですか?」

「仕事しかないよ…」

「了解です!わくわくしてきましたー!」


気合いの入る栗栖さんに、苦笑する。

矢野さんは来るかどうか怪しいものだな、と
考えながらランチを食べた。



ランチを食べたあとは、急いでオフィスに戻る。

昼2時ごろにはいつも、
休憩中のケイゴさんからメールが来ていた。
朝は、9時ごろに「おはよう」。

もう、そんなメールも
来ることはないのかと思うと
胸が締め付けられた。



仕事中に泣くわけには行かないので
いつものように振る舞う。

栗栖さんとも、いつものように接する。
彼女の前では頼もしい先輩でいたかった。


わたしが営業部に行こうとすると、
矢野さんが経理部に来ていた。
(営業部、経理部、管理部は同一フロア内)


一度目が合った気がするけど、
またぷいっとされるのも癪なので
こちらから目を伏せた。



今は、泣いている暇はない。



もう少し仕事まとめなきゃ。
荷造りしなきゃ。
布団買って社宅に送らなきゃ。
クリニックに検査結果もらいに行かないと。


辞令が出るまであと少し。
しなきゃいけないことは山ほどある。



それでも、眠りにつく前は
いろんな感情に襲われた。


恋愛はしばらくいらない。


日中は、慌ただしく時間が過ぎていった。

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