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ラブホリック 190-後輩の提案。

「ななさん…ご結婚されるんですよね。」



あー。

その話か…

栗栖さんは興奮の面持ちで話し始めた。

「私びっくりしちゃって。
 ななさんから直接お聞きしたかったんですけど…」

「あ、待って。ごめん、別れたんだ」

わたしが訂正すると、栗栖さんは口を覆った。



「えっ!?彼氏さんとですか!?」

「うん。昨日…」

「えーっ!?」

「このメガネも目が腫れてたからしてただけで…
 まぁ、ブルーライト防ぐ効果もあるけど…」
どうでもいい情報を添えてみたりする。

「そ、そうだったんですか、すみません、私」

「いやいや、いいんだよ」

「でも何で…お話聞く限り、
 仲よさそうだったのに…」

「…ね。何でだろ」

それ以上答えられず、その話は終わった。




流れは矢野さんの話になる。


「もうね、全然脈なしですよ。
 好きですって言っても、『知ってるよ』って笑うんです。
 それがまたカッコよくって…
 手のひらで転がされてますよ、私」

そのやりとりが想像つきすぎて笑うと、
栗栖さんも笑う。

「でも、矢野さんは戻ってこないんですよね。
 ずっと本社付きなんですよね。切ないです…」

栗栖さんがテーブルに顔を伏せた。

そのまま動かなくなり、
わたしが手を伸ばすと
突然頭を上げた。

「ななさん!送別会しましょ!
 3人で!私が送り出します!」

3人?

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