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ラブホリック 173-会えなくなることを知る。

矢野さんと向井さん、
お話が弾んでらっしゃる。

お邪魔なのはわたしかも?

紅茶一杯飲んだら帰って
ケイゴさんに電話しよう。


コーヒーショップに入り、
ミルクティーを頼む。

「ここに来ておいて紅茶頼むのか…」
と矢野さん。

「栗栖さんにも言われました」と言うと、
矢野さんもフッと笑う。


その様子を見ていた向井さんが
首を傾げ気味にして言った。

「……マサキ…わかりやすいね。」

「はぁ?」

向井さんがわたしに微笑んだ。



30分ほど談笑して解散になった。

駅に行く向井さんを見送り、
わたしと矢野さんはホテルに帰る。

「内示どうだった?」と聞かれ、
1月に結婚することも、すべて答えた。


「3ヶ月とはいえ、
 よく異動を許してくれたな。ヤキモチ君が」

ケイゴさんの呼び名が、
へなちょこ、さわやかからの
ヤキモチ君になっていた。


「矢野さんは?内示どうだったんですか?」

「オレは、10月から無期限で本社勤務だよ。
 ななちゃんが来年4月に支社に戻ったら、
 会うこともないかもな。
 結婚したら宿泊出張も減るだろうし…」


無期限…


来年度から、
もう、矢野さんと会えなくなるんだ。


言葉に詰まった。
正直、ショックだった。

矢野さんは黙ってわたしの隣を歩く。

「びっくりしました……」

それだけ言うと、矢野さんはいつものように
強気に言った。

「でもあと半年は顔合わすんだから。
 来月から12月末まではおまえ、
 オレとここにいるんだぞ」

「そ…そうでしたね」


そうだ、3ヶ月はここで働くんだ。
仕事は精一杯頑張りたい。

でも、矢野さんと会えなくなるなんて…

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