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ラピスラズリ 46

全然、そんなのないのに……
二人の間に、そういうのは……


田島さんがじっと私を見る。

なんだろ…と身構えながら視線を外せない。
すると田島さんの口が開いた。



「飲み、俺と二人でもいい?」




「………………はい。」



びっくりしながら頷いたら、田島さんは
「いいんだ。よかった」
とつぶやいていた。


しーんとしたオフィス内……
私の心臓は口から飛び出そうだけれど
田島さんは普通に立ち上がり
「行ってくるわ」と言った。


「じゃ、行ってきます」

「行ってらっしゃい」



………つい、「はい」って答えちゃったけど。
奥さんのいる人と二人で
飲みにいくっていうのは非常識?

前の職場では、男女みんな仲良かったから、
二人きりで飲みだとかもあったのだけれど、
ここはそうじゃないかもしれない。

安直に返事をしてしまった後悔で
作業に取り掛かれなくてフリーズしていた。


………どうしよ。取り消す?


万が一、
何か始まってしまったとしたら、
もう終わりだよ?


でも、私の自意識過剰かも。


う~んと唸っていると、
岡田さんが帰ってきた。

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