Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 45

ラピスラズリ 45

優しいんだよね、天野さん……
なのに、イラッとしちゃって、私…
小さい……


周りには誰もいなくなった。
マグのお茶を飲み、落ち込んでいると
田島さんが戻ってきた。

「あっ!休憩ちゃんと取んなきゃ!」

「す、すみません。
でも、誰もいないほうが捗るので…」

「あー、まぁな~」
田島さんは苦笑いをした。

「じゃあ、残業時間で調整してね。
今どこまで行った?」

隣の椅子を持ってきて座り、
ずいっと顔を近づけて、
画面をじーっと見つめる田島さん。

顔近い…顔近い!




「ちょ、それ貸して」
私の手にあったマウスを取り、
ささっと修正をかけた。

「あ、読みやすいです」

「だろ?じゃあこれで続きしてー」

「はいっ」

マウスを返してもらった。

「じゃー某社行ってこよー。
俺が帰社する頃には山下さんいないかな」

「そうですね。
たぶん8時には終わります…」

「そうだよな。早く帰ってくるようにするわ」

「はい……」

「………」

全然恋人同士じゃないのに、
恋人同士のような会話みたい。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。