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ラブホリック 154-ホテルのランチ。

頬が熱くなっていた。

矢野さんはいつもと変わらなかった。

ノートPCのディスプレイに隠れながら、
小さくため息をつく。


仕事しよ…

余計な感情を振り切るように
仕事に取り掛かった。




そしてランチの時間。

コンビニに降りるエレベーターで
スマホを確認すると、
ケイゴさんからメールが来ていた。

『もしお昼出てこれたら、ユキの顔見たいなぁ』
と、ほのぼのした様子。

近くに来てるの!?


お昼に出る人々の群れを見ながら、
1階のロビーでケイゴさんに電話した。


『もしもし?ユキ?外にいるよ。ここ』

「ここ?」

大きなガラスの自動ドア越しに、
手を振っているケイゴさんがいた。

慌てて電話を切って、彼の元へ駆け寄る。


「ケイゴさんーっ…びっくりした!」

「来ちゃった。ごめんね」

「いや、大丈夫だけど…じゃあ、ランチ行こっか。」


浮ついた心を戒められた気がした。

わたし、矢野さんに対して
何考えてたんだろ。




会社の人がいる場所は避けようと、
逆方向にあるホテルのランチに向かう。

晩もデートなのに。(苦笑)

もしかしたら、わたしを
不安にさせないために来たのかな。

後藤さんとの一件の償い、みたいな。

…ただ単に、
ケイゴさんが寂しかったのかも。(笑)



「いいなぁ。スーツ着て働いてみたかったなぁ」

通り過ぎるビジネスマンの方々を見ながら
ケイゴさんが言った。

発言がかわいくて笑ってしまった。

「ケイゴさんは一番白衣が似合うよ。あとマスク。」

「マスクマジックか…」
と苦笑いするケイゴさん。

誰でもそうかもしれないけど、
マスクをするとかっこよくなる。(笑)

くすくす笑っていると、
彼も嬉しそうに微笑んだ。

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