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ラブホリック 151-顔合わせ食事会。

部屋に入る。
食事はゆったりと一品ずつ運ばれ
和やかな雰囲気だった。

…というより、両親が
和やかにしてくれていたのだろう。
私達のために。

ケイゴさんのお母さまは、
孫をとても楽しみにしてらした。

そのお気持ちが、まだ癒えない心を
チクチク突き刺した。

こちらの状況をご存じないお母さまは、
何も悪くない。

ケイゴさんは「急かしすぎ。」と
お母さまをたしなめていた。


最後に、わたしの父と
ケイゴさんのお父さまに
婚姻届の証人のサインをしてもらった。


その時、
父の目が赤くなっていたことを
見逃さなかった。


わたし…絶対に幸せにならなきゃ。



両親たちには
「入籍はいつでも好きにしたらいいけど、
式は挙げなさい」
と言われた。


父と歩くバージンロードを想像したら、
涙が出そうになった。



「遠くないんだから、
 たまには顔見せに帰ってきなさいよ」

と母に言われた。

そうだねと答えると、母は続けて
「ユキが幸せなら、いいんだけどね」
と言った。

その時、申し訳ない気持ちになった。

幸せとは言えないな…。


ケイゴさんのご両親にも、
「遠慮なく遊びに来てね。」
と言っていただけた。

「ユキちゃんだけで遊びに来てもいいからね。
 近所に住めたらいいのにね〜」
とお母さま。

ユキさんからユキちゃんと、
呼び名が変わったのがなんだか嬉しかった。

「けいちゃん、ワガママ言って
 ユキちゃんを困らせるようなことしちゃだめよ」
と、お母さまに言われたケイゴさん、

自分でも思い当たるのか、ケイゴさんは
バツの悪そうな顔をしていた。(苦笑)

親の前では二人とも子供に戻る。


仲良くしなきゃ。
幸せにならなきゃ。
親を悲しませてはいけない。


そんな連休初日だった。

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