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ラブホリック 141-合流前。

「みんなの前じゃなかったならいいけど、
 矢野さんは何て?」

「『勝手に好きなだけなんだからいいだろ』って。
 変な噂も立ってたし、あたしはユキのこと
 諦めさせたかったんだけど…
 意外と真剣な感じでびっくりした。
 ま、その後フツーに風俗行ってたけどね」

「(苦笑)」

「バカだよね〜(笑)」


そんな経緯で言ったのか。
アサミなりにわたしの心配を
してくれてたんだ。

そしてまた、違う話題。
たくさん話したけど、
流産の話は言わなかった。


そろそろお店出ようか?という時に、
アサミの携帯が鳴った。
彼氏の仁科君からだった。

矢野さんと仁科君で飲んでるらしく、
「三輪呼べ」と矢野さんが言っていると…

「えー。行かないよ。
 ちょっと、矢野さんの声電話越しでも
 聞こえてる(笑)デカすぎでしょ」

と笑うアサミ。
想像できて、わたしも笑う。

なかなか電話が切れず、痺れを切らして
「じゃあここ来たら?ユキと待ってるから。」
とアサミが言った。



「矢野さんと飲んだら、
 ケイゴさんが嫌がるかも。帰ろうかな」

ソワソワしながら言うと、
アサミがグラスを置きながら
驚いた顔をした。

「え?仲良しなんじゃないの?
 ちょっと合流したぐらいでそんな妬く?
 あんなに優しそうなのに。」

アサミには、ケイゴさんが今
不安定になってることは、
軽くしか言えなかった。

流産してまだそんなに時間は経っていない。
それに関わる話はしたくなかった。


「えっと…ケイゴさん、
 元々ヤキモチ妬く人だからね。
 じゃあ、二人にあいさつだけしたら帰る。」

「了解。そんなにケイゴさん大事なんだねぇ。
 いいなぁ。ラブラブだね♡」

微笑むアサミに、頷けない自分がいた。

これは…ラブラブなの?

ケイゴさんが不安定にならないように
計らっているだけだよ。

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