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ラブホリック 134-先輩との移動時間。

動く新幹線の中、座席を探す。
矢野さん発見。

「はよざいまーす。間に合った〜」

小走りで駆け寄ると、
矢野さんはふっと笑って
「来ねーかと思ったわ」
と、わたしの腕を叩いた。


あんなに警戒していた矢野さんに対しても、
最近はさほど身構えなくなった。
そして、噂はほとんど消えていた(はず)。

栗栖さんの影響なのか、
少しばかりいい人にも思えてきていた。


矢野さんが窓側席、わたしが真ん中、
通路側が一席空いている。

矢野さんは仕事していたので
わたしも端末を出して、
メールチェックだけした。

栗栖さんと少々やりとりをしていると、
笑いを堪えきれず、吹き出してしまった。

「何だよ(笑)」と
矢野さんが怪訝な顔つき。

「スミマセン…栗栖さんがおもしろくて」

「…ふぅん。仲良いよなぁ」

「波長も合うし、職場でこんなに
 仲良くなるのはアサミ以来です」


矢野さんが、思い出したように言う。

「三輪から聞いたんだけど、
 おまえ結婚すんの?」

アサミから聞いたの!?
まだ会社にも伝えてないのに漏洩してる。(汗)

「…はい。まだご内密に。」

「マジなんだ。へぇー」

矢野さんは端末を閉じ、バッグに入れた。

「なんでアサミから聞いたんですか?」

「んー?まぁ…アレだ。
 聞きたけりゃ三輪から聞いて。」

アレって何。(笑)

腑に落ちなかったけど、
その話はそれで終わった。

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