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ラブホリック 133-彼のキャパオーバー。

ケイゴさんは、愛し合った後も、
ずっとわたしの体に触れて、
体中にキスをした。
「ユキ、愛してる」と言いながら。

わたしは、眠りに落ちそうになりながら、
彼の髪を撫でていた。




わたしの持病の具合が
良くないのを知っていながら、
避妊しなかったということに
彼は罪悪感を持っていた。


持病と妊娠の関係も知っていたのに…
と悔やんでいた。

それでも、わたしの傷が癒えるまでは
おれが支えなきゃ、とずっと
気を張って過ごしていたんだと思う。



結婚を控え、妊娠発覚、同棲開始。
そして流産。

このひと月でガラッと
環境が変わったストレスも
あったのかもしれない。



ケイゴさんは、とても優しい。
いつもわたしを優先する。

そして、自分を責めやすく
自分に自信がない。

大胆だなーと思うところもある反面、
妙に弱い部分もある。




翌日の出張は、いつものように一泊。

ケイゴさんはわたしと離れることに
強い不安を感じ、許容量を
超えてしまったようだった。


前にも…
GWの頃、親の挨拶が終わった後に
ケイゴさんが、子供みたいに
甘えるようになった時期があったけど、
それが再来したかのよう…

(しかもマイナス思考にバージョンアップしてる)


一旦不安に陥った彼は、
しばらく復活しなかった。





もうすぐ夜が明けそうな、
まだ薄暗い時間。


ふと目を覚ますと、ケイゴさんが
わたしの鎖骨にキスしていた。

「…あれ?ケイゴさん寝てないの…?」

わたしがあくびをしていると、
おもむろにシャツをずり上げられた。

ちょっと…
おーい。
返事して、ケイゴさん…


彼は「寝てていいよ」と、
もそもそと胸を触り始めた。

「寝れないよ…。」

ケイゴさんの頭を抱きしめて
髪を撫でた。

髪がサラリと指を滑った。
ケイゴさんのおでこにキス。

目を瞑ると、すぐにでも夢の世界に戻りそう…

眠い…

「ねえ、ユキ…好きって言って」

「んん?…好きだよ」

「…もう1回言って」

「好きだって…」

セリフ…
男女の役柄が入れ替わってる。(笑)

何度好きだと言っても、
ケイゴさんの心には、
まっすぐ届いてないみたいだった。



翌朝。
起床時間を過ぎていて、
慌てて飛び起きる。

ケイゴさんは、スースー寝ていた。

安堵しながらも急いで支度をして、
バタバタと出発。

新幹線にはギリギリ間に合った。

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