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ラブホリック 129-7月末。

産婦人科の女医さんからは、
安静は必要ないけど、
仕事は無理しないでね、と言われた。

あと、妊娠前の薬の量に戻すように
指示があった。


その頃は7月末。
暑い日が続いていた。


わたしの部屋の荷物は、その頃には
ほとんどケイゴさんちに移っていた。
あとは大型家具だけ。


管理会社に連絡して、
引越し業者に手配をかけて、
8月末に退去することになった。

婚姻届は、両親のサインをもらえば完成。


「今は暑いし、バタバタ忙しいから、
 秋の気候がいい時に、
 二人で出しに行きたいなぁ」
と、ケイゴさん。

「いいね〜。役所周辺散歩したいね」

「そうしよう。有給取って行こう。」


地味な計画だけど、すごくワクワクした。
有給も溜まりまくっていたし。

式は別に挙げなくてもよかった。
ケイゴさんと一緒にいられるなら、
それだけで十分だった。


悲しい体験のあとも、ケイゴさんは
黙って支えようとしてくれていた。

軽率に励ますようなことも、
嘆くようなことも言わない。

わたしが立ち直るまで、
じっと見守ってくれた。

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