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ラブホリック 117-3度目の本社出張。

7月の出張は、
矢野さんが東京に来ることもなく
栗栖さんがパニックになることもほぼなく
ようやく少し気楽になれた。

3度目の定例会議に出て、
ガチガチに緊張しながら
現場の一意見を述べてみたり

SIPプロジェクトで関わりができた方々に
ご挨拶できたりと、やりがいと共に
仕事の楽しい部分を感じることが増えた。


18時。
栗栖さんから帰りますコールをもらう。

わたしもそろそろホテルに戻ろうかと
端末をシャットダウンし始めると、
清水さんが打ち合わせから戻ってきた。

「帰るの?誰かと約束してるの?」と清水さん。

「いえ、今日は何も。ホテル帰るだけです」

普通なら、折角東京に来たんだから
お出かけするのかもしれないけど、
あまり行動力のないわたしは、
ホテルに帰ってのんびりするのが
楽しみだった。(笑)

「そうなの?じゃあ一緒にごはん食べようよ。
 ちょっと待ってて。業務日報書くから…」

「ハイ」

サラリとしたお誘いに、
相変わらずすごいなぁと、妙に感心した。



オフィスを出て、清水さんの隣を歩く。
165cmのわたしより、ずっと背が高い。

見上げると、清水さんが「ん?」と笑った。

二人きりはやっぱり緊張するなあ…
仕事上なら明るく振る舞えるけど、
基本的にわたしは人見知り。

ぎこちなく歩きながら、お店に入った。


緊張しながらも、
ワーホリ達(2名)の飲み会が始まった。

まず仕事の話。
そして学生時代の話に、
矢野さんの過去の話、
清水さんの前職の話など、
話題は尽きなかった。


たっぷり話して21時過ぎ。
そろそろ帰ろうと、お店を出た。

お店はビルの上階にあったので
下行きのエレベーターを待ったが、
なかなか来ない。

他のお客さんも通らない場所。


「男と二人きりで飲んでたら、彼氏妬くかな?」

と清水さんが言った。

さっきまで、下心やいやらしさなんて
全く感じなかったのに、このセリフと
雰囲気で何となく胸がざわついた。

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