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ラブホリック 114-7月。

7月に入った。

ケイゴさんとは、微妙なまま。
元々そんなに会社の話はしていなかったけど
ますますしなくなった。

週末お泊まりして、抱き合っても
前のように満たされる感じがない…

ケイゴさんもそう感じていたかもしれない。



オドオドしていた栗栖さんは
吹っ切れたように、業務に積極的に
行動するようになった。

本来の彼女はこんな感じなんだろう。
頼もしい限り。

栗栖さんとは、たまにごはんや
買い物に行く仲になっていた。

矢野さんのことはもういいらしいけど、
彼がフロアに現れると目で追っている。


矢野さん含む開発メンバーが、
風俗に行った話をしていたらしく

「Yのやつ、風俗行くなら
 私でもよかったと思いません?
 勇気出して迫ったのに」

と怒りながら言う栗栖さんに苦笑した。

いや、
性欲のはけ口にならなくてよかったと、
わたしは思うけど。(苦笑)



そして、その矢野さん。
わたしに対する態度は以前と変わらなくて、
ホッとした。

非常階段でたまに雑談したり、
栗栖さんと残業中におやつをくれに来たり、
いい距離を保っていた。



そろそろ、持病の薬をもらいに
行かなきゃいけない時期。

診療時間が終わる少し前にクリニックへ。

薬増量した具合をみるために
採血をして、処方箋をもらい、
ケイゴさんのいる調剤薬局へ向かった。


薬局に入ると、受付の佐藤さんがいない。

調剤室には、後藤さんとケイゴさん、
新しく入った年配の女性薬剤師さんがいて、
その方が受付まで来てくれた。


処方箋、お薬手帳をその方に渡しながら、
ガラスの向こうの二人を見ると、
後藤さんがケイゴさんに
何やら話しかけている。

ケイゴさんはわかりやすいぐらい
愛想笑いしてる。(苦笑)



あんなに嫌だった後藤さん。
仕事に没頭していたせいもあるのか
あまり気にならなくなっていた。

その頃のわたしは、
ケイゴさんのことを理解できるのは、
毎日近くにいる後藤さんなんじゃないか、

ケイゴさんを大事にできていないわたしは
彼女に嫉妬する権利もないんじゃないか
と思っていた。

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