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ラブホリック 113-余裕ゼロ。

まだ、何も成果を出していないのに、
仕事を手離すなんてできない。

確かに忙しいけど、ここで逃げたくはない。

そう思ってるけど…

わたしの体を心配する彼には、
きっとわたしの思いは伝わらないし
わたしも彼の思いを聞く余裕はない。

疲れている分、ネガティブな方向に
拍車がかかる。

どう伝えればいいのかわからなくなり、
結局何も言えなかった。

ケイゴさんは、何度かわたしの名前を
呼んだと思う。

いつのまにか眠ってしまっていた。




朝起きたら、ケイゴさんの腕の中にいた。
ガンガンするような頭痛は消えていた。

わたしが先に起きた時はいつも、
少しの間、彼の寝息を聞いて寝顔を眺める。


心配かけてごめん…と
心の中でつぶやき、彼の頬にキスをして
ベッドを出た。

シャワーを浴びて、出勤の支度をしてから
ケイゴさんを起こし、二人で駅まで向かった。

道中、当たり障りのない話をした。

改札に入って、ケイゴさんに手を振った。
ホームまで上がるとため息が出た。

せっかく一緒にいてくれたのになぁ…
うまくいかないな。

気持ち切り替えて、今日も働こう。

背筋を正して満員電車に乗り込んだ。

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