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ラブホリック 110-キャパオーバー。

翌日。

部内ミーティングを終え、
少し仕事をしてから帰ろうと思っていた。

栗栖さんは出社している模様。
何も確認してこないけど、大丈夫かなぁ…
考えづらいけど、他の人が
サポートして下さってるのだろうか?

気になって内線をかけた。

「お疲れ様です。七瀬ですけど、栗栖さん?」

『はい…!ななさん、私失敗ばっかりで、
 どうしていいかわからなくて…』

わ〜。ヤバいパターン!

「落ち着いてね。14時には戻れると思うから。
 至急の用件はあるかな?」

栗栖さんは、鼻をすすりながら、
涙声で答えていた。

わたしも栗栖さんもキャパオーバーかぁ…(苦笑)

そもそも、業務量が多かった。
どこにでもある話だと思うけど、
仕事の量は全員均一ではない。

馬車馬のように働く人がいる中
毎日時間を持て余している人もいる。

日系企業だからなのか(?)
仕事量の差は顕著だった。
年功序列制度は抜け切れていないので
対価に見合わないと思うこともあった。


「じゃあそのデータ送ってね。
 ちょっとだけ時間もらってプチ休憩しておいで。」

『はいっ…!』

受話器を置くと、清水さんが「大丈夫?」と
声をかけてくれた。

「うーん…帰ります。」

「気が休まらないね」と言う清水さんに、
無言で微笑んだ。


荷物をまとめて、本社を後にした。

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