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ラブホリック 107-ワーカホリック達、解散。

居酒屋を出て気がつく。

前月、噂になったのは、
矢野さんとホテルに戻る道中。

今回も、誰かに見られたら
噂…再燃しない?

もう、抱き寄せられはしないと思うけど。


「矢野、フリーになったからって
 ユキちゃん口説くなよ」

道を歩きながら、
清水さんが矢野さんにそう言った。
わたしは彼らの後ろを歩いていた。

「えー…もう伝わってんの?
 昨日の夜の話なのに。
 女はすぐ言うんだな…」
と、うなだれる矢野さんを見て、清水さんが笑った。

状況がよくつかめないけど
矢野さん、彼女さんと別れたってこと?


清水さんが駅に帰って行くのを見送り、
矢野さんと二人になった。
宿泊先のホテルに向かって歩く。

「スタバでも行くか?酒はもういいんだろ」

「また噂になるかも」とわたしが言うと、
「バカには言わせとけ」と言った。
(部長もバカに含んだの…?)

少し早歩きの矢野さんに、
小走りでついて行った。


喫煙できるテラス席に座った。
これは誰かに見られそうな。(苦笑)
でも、もう…いいか。

わたしはラテを飲みながら、
矢野さんがタバコに火をつけている
手元を見ていた。

「昨日、ななちゃんの文句は
 一つも出なかったよ。やるな、先輩」

「本当ですか。(笑) それは嬉しい」

「で…あの子に、お前のこと好きって言っちゃった」


矢野さんはふーっと煙を吐き、
わたしを見た。

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