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ラブホリック 104-恋する後輩とランチ。

お昼の時間が来て、栗栖さんと外に出た。
マクロビ系のお店に入る。

ランチをオーダーするやいなや
「ななさん、誰にも言わないでくださいね」
と、早速切り出された。


両手で口を覆いながら、嬉しそうな彼女。

「今日ね、矢野さんと飲みに行くんですよ…」

「へぇ〜っ………え、今日なの?」

大根役者な驚きをかました後、
素に戻るわたし。

「はい。朝から緊張しちゃって…」

照れながら微笑む栗栖さん。
かわいらしいけれども…

「そうなんだ〜」

「ななさんみたいになったら、
 好きになってもらえるかなって…」

雑穀米カレーをすくう自分のスプーンが止まる。


「あの…栗栖さんの好きな人って…矢野さん?」


耐えられず尋ねると、
栗栖さんは手を合わせて、

「どうかご内密に〜」

とお願いのポーズをした。




「あのさ。矢野さんのどこがいいのかな…?」

恐る恐る、栗栖さんに尋ねてみる。

「厳しいけど優しいところですよ!
 この前もね、私が月末パニクってたら、
 外出先から電話くれて、
 帰社してから差し入れくれたじゃないですか。」

「ああ…あったね。この前ね」

確かに管理部にシュークリームを
くれた日があった。(笑)


「あと、オタクっぽくない感じとか。
 スーツがオシャレな感じとか!」
栗栖さん、だんだん前のめりに。(笑)


「じゃあ…矢野さんが、ちょっと女性に
 だらしないのは知ってるかな…?
 遠恋の彼女さんもいたり…」

一瞬間が空き、緊張が走る。

「はい…知ってます。
 でもそれはいいんです。一度きりでも、
 矢野さんとご飯に行けたら、それで…。
 本当に好きになってもらえるとは
 思ってないので」


微笑む顔がけなげで、ネガティブな情報を
知らせたことに罪悪感を抱いた。


「…そっか。水差すようなこと
 言ってごめんね。楽しんでおいで!」

「はい!」

栗栖さんは、嬉しそうに微笑んだ。

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