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ラブホリック 091-仲直りできるかな。

「…ちょっと違う。離して」

「ユキ…怒らないで」

「じゃあ触らないで!!話する気ないなら帰る!」

自分で思ったよりずっと大きな声が出た。
ケイゴさんは、おずおずと体を離す。


「後藤さんと親しい自覚はあったんだ」

「ユキが怒る理由考えてたら…それかなって」


ソファに座る。

バーベキューの時、
後藤さんから言われたことをすべて話した。

それによって、ずっと不安が消えないこと

でも、ケイゴさんと後藤さんは
同僚なんだし
波風立たせないように
自分の中で抑えていたこと

そんな中、ケイゴさんは
待ち合わせに遅刻するほど
後藤さんのお願いを聞いていて

こんなつまらないこと言いたくないけど、
わたしと後藤さんどっちが大事?

そっちがいいなら行っていい

と、伝えた。




ケイゴさんは、特に驚くこともなく
黙って聞いていた。


「確かに、バーベキュー終わったぐらいから、
 よく関わってくるなとは思ってたけど…
 後藤さんは、男には誰にでもあんな感じだよ。
 鈴木さんにもそうだし。
 女性スタッフの中でも浮いてるから、
 おれのとこ来てるんだろうなと思ってた」


…後藤さん、バーベキューから
態度変わってるんじゃん。



「…それ、わたしが我慢しなきゃいけない?
後藤さんの人間関係のまずさまで
わたしは受け入れなきゃいけないの?

結婚しても、ケイゴさんは
後藤さんの言うこと聞くの?
わたしが嫌だって思う気持ちは
どうすればいい?」

だんだん、怒りが収まらなくなってくる。

「仕事で親しくなるのは仕方ないよ、
 わたしだって働いてるから状況はわかるし。
 でも、一線引かなきゃいけないとこは引きなよ」

「ユキ、聞いて」

「何を聞くの?」

「ごめん、嫌な思いさせて悪かった。
 でもおれはユキが…」

「わたしは矢野さんに期待させるようなこと
 してないつもりだけど。
 ケイゴさんは後藤さんに期待させてると思う。」


部屋の中が静まり返る。

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