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ラブホリック 090-仲直りできるかな。

思ったより残務処理はなかった。
さっと終わらせて、18時には上がれた。

疲れた…

でもこれからケイゴさんに会いに行かなきゃ。

ケイゴさんは19時半に仕事を終える。
今日は車を薬局のパーキングに停めている。

わたしは一旦家に帰り、
その時間にそこで待ち合わせて
そのまま車に乗せてもらって
ケイゴさんちへ向かうことになっていた。


時間が来た。

自宅からパーキングに向かうと、
薬局から事務の佐藤さんが出てきた。


「あら!ユキちゃん!
市川さん待ってるの?
まだ中だわぁ。呼んでこようか?」

「あ、いえ、お取込み中なら…」

「どうせまた後藤さんに捕まってるのよ〜。
呼んであげる。市川さーん」


佐藤さんは、そう言いながら
半分下りた薬局のシャッターの中に
入って行った。



また後藤さん…?


って、佐藤さんにまで言われてる。

内心、モヤモヤしながらも、
出てくるのを静かに待った。


「市川さん、彼女待たせて
何やってるんですか、もう」

佐藤さんが、ケイゴさんの腕を
パシッとはたいた。
怒られている…

ケイゴさんはわたしの姿を見つけると
笑顔になって駆け寄ってきた。

その後ろで、後藤さんが笑いながら
「スミマセーン」と出てきた。

実際は、少し早めに行ったから、
待たされてはいなかった。


「お先です。じゃあね、ユキちゃん」

佐藤さんが自転車で帰って行かれた。

ケイゴさんも、後藤さんと佐藤さんに
「お疲れ様でしたー」と軽く頭を下げ、
わたしを連れて車に向かう。

彼に着いて行きながらも、
後ろを振り向くと、後藤さんが
冷たい眼差しでこっちを見つめていた。

何か言ってやりたかったけど、
言う相手は後藤さんじゃない。



車に乗り込んだ。

「会いたかった」と言うケイゴさんを
「家着いてから話しよう」と交わした。

沈黙のまま、ケイゴさんちへ。

玄関に入り、ドアが閉まった途端、
ケイゴさんに強く抱きしめられた。

少し抵抗すると、キスをされた。

「やだ、こんなの」

振り解こうとすると、
ますます力を込めて抱きしめながら

「後藤さんと親しくするのが嫌なんだよね?」

と彼が言った。

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