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ラブホリック 080-仕事中の彼氏。

GW明け。

栗栖さんに、正式に教育&引継ぎが始まった。

環境が変わって気忙しいこともあり、
ケイゴさんと一緒に住むのは
少し先送りにした。

そして、前回の受診から2ヶ月。
定時に上がっておじいちゃん先生の元へ。

採血して処方箋をもらい、
クリニックを後にした。
結果が悪い場合のみ電話をくれることに。


夕暮れの中、薬局まで歩く。

後藤さんいるのかな…
と思うと、足取りが重くなる。


…到着。


自動ドアが開き、薬局に入ると、
受付の佐藤さんが笑顔になった。

「こんにちは、佐藤さん」

「ユキちゃん!あっ、病院行ってきたのね!」

両手を差し出してくれたので、
お薬手帳と処方箋を渡す。

「市川先生はー…」

調剤室を佐藤さんと見渡していると、
ケイゴさんがこっちに気づいて、
驚いた顔をした。(笑)


佐藤さんは、くすくす笑いながら
「ソファに掛けて待っててね」と
調剤室へ入っていった。

ケイゴさんの勤める薬局は、
午前中の方が忙しい。

閉店前、他の患者さんはいなかった。

ガラスの向こうを見つめる。
バーベキューでお会いした方々が、
仕事の手を止めて手を振ってくれた。

その奥で、ケイゴさんが薬を出したり
作業をしている。

後藤さんは…いないみたい。


しばらくすると、
ケイゴさんが薬のトレイを持って出てきて、
わたしの隣に座った。


「不意打ちで来たからびっくりした」

ケイゴさんはうつむいたまま、
ボソッと言った。

目を合わさない。


あの笑顔はどこ行ったのでしょうか…
ツンデレになってきたなぁ。

来ない方がよかった?


いつもの薬をもらい、会計が終わり、
佐藤さんたちが
「お大事に!またね〜」と
声をかけてくれた。

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