Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 36

ラピスラズリ 36

結局雨予報ははずれていた。
曇ってはいたけれど。

すぐに最初の交差点につく。
そこをずっと南に歩くと私のマンション。
北に歩くと天野さんちへ。


「じゃあ、明日……」

解散しようとすると、天野さんが
いつになく真剣な顔でいた。

「……山下さん、彼氏いる?」

「えっ?」

「いなかったら、LINE教えて」

「あー…彼氏はいない、けど……」

「けど」って何なんだと
自分にツッコミを入れながら
何とか交換した。

「天野さんは彼女いないの?」

「いない。気になってる人ならいるよ」

ひゃ、ひゃああ……

自意識過剰だったらマズイけれど
天野さんの表情を見ていたら、
彼が何を伝えたいのか疎い私でもわかる。


ふたりでじっと立ち尽くす。

天野さんは私より少し背が高く
田島さんや萩原さんより低い。

今っぽい丸いヘアスタイルで
前髪を横に流している。


田島さんに扱かれてはいるけれど
聞き上手だし、
モテないようには見えない……

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。