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ラブホリック 070-休日出勤前。

歓送迎会があったのは金曜の夜。
ケイゴさんちにお泊まりした。

お風呂に入って、あとは寝るだけ。

ケイゴさんのベッドはダブルサイズで
わたしの家のシングルより断然快適。

結婚したら、このベッドで寝るのかな。
と、その頃はとにかく早くケイゴさんと
一緒に住みたいと考えていた。


ベッドに潜り込んできた彼に
ぴったり体をくっつけて、目を閉じた。

お酒が入った日は猛烈な眠気に襲われる。


「ユキ、寝たの?」

「んー…」


そのあと、彼がキスしてくれたのは
覚えてるけど、わたしはそのまま
寝てしまったようだった。



翌日は土曜日。
休日出勤して昼過ぎまで
仕事する旨を伝えたら、
仕事終わりに車で迎えに
来てくれることになった。


支度を済ませ、ケイゴさんの車に乗り、
薬局のパーキングに到着。


わたしはそこからすぐ近くの自宅に
帰ってから電車で会社へ。
ケイゴさんはこのまま出勤。


車を降りると、
後藤さんが自転車でやってきた。


「あ、後藤さん。おはようー。」

ケイゴさんが彼女にあいさつする。

後藤さんは自転車をとめながら顔を上げ
ケイゴさんに微笑んだ。

「おはようございます!市川さん、今日は車なんですね」
と言う彼女と、目が合った。


お互い緊張が走った。…ような気がする。


後藤さんに軽く頭を下げ、
ケイゴさんに手を振ると、
わたしは足早に自宅に戻った。



彼女がケイゴさんを見る時の、あの表情。
女のわたしでも、可愛さにドキッとした。

ケイゴさんは、ほんとに
後藤さんの気持ちに気づいてないのかな。



今から考える仕事しなきゃいけないのに
余計なこと考えたくない。

忘れなきゃ。

漠然とした不安に包まれながら、
会社に向かった。

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