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ラブホリック 069-歓送迎会終わり。

「戻って働くの?
 酒入ってたら、考える仕事は進まねぇぞ」

火の点いていないタバコを咥えながら、
わたしの横に立つ矢野さん。


「ちょっと考えなきゃいけないのが残ってます…。
 持ち帰れないやつが…」

「じゃあ、土曜出勤するか、
 週明け早朝出勤した方がマシだな」


と、タバコに火をつけながら言った。

悔しいけどおっしゃる通り。

土曜の午前中出勤しようかな。
ケイゴさんも仕事だし。


「じゃあ…今日は帰ろうかな。
 栗栖さんは電車何線?わたしはA線なんだけど」

後ろを歩く栗栖さんに尋ねると
元気よく「B線です!」と答えてくれた。

「オレと同じかぁ。じゃあ一緒に帰ろ」
と矢野さんが栗栖さんに言った。


会社の最寄のターミナル駅まで3人で歩く。

矢野さんは、栗栖さんには紳士的。
まぁ、最初から変なことはしないか。


二人と別れて、電車に乗った。
ケイゴさんに『今帰りだよ』と
メールすると、駅まで迎えに来てくれた。



改札を出ると、ケイゴさんが待っていて、
急いで駆け寄った。

「もっと早く言ってくれたら迎えに行くのに…」
と拗ねたように言う。

その時の彼の素振りが
無性にかわいく感じて
人がいなくなった隙に腕に抱きつく。

ケイゴさんは周りを見回して
わたしにそっとキスした。


唇が離れ、人が通って行く。
彼は照れながら軽く咳払いした。


手をつないでケイゴさんの家まで歩いた。

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