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ラブホリック 059-エンゲージリング。

「ちょっとゆるいね。直しに行かなきゃ…」

指輪を触りながらケイゴさんが言った。


フラフラで倒れながら指輪差し出すって…(笑)

スマートじゃないところが彼らしくて
また胸を打たれた。


ハートの中にキラキラのダイヤモンドが3つ。
すごくきれい。すごくかわいい。

「ありがとう…」

胸がいっぱいで、それしか言えなくて
ケイゴさんは、うん、と頷いた。


「エンゲージリングはまた改めて…
 これはユキの誕生日プレゼントだから」


「え、改めなくてもいいよ。」


「いや、それ給料3ヶ月分もしてないしさぁ…」

給料3ヶ月分?
そんなバカ高いのじゃなくても!

ケイゴさんの横にごろんと寝ながら、
「これがいいの。」
と言うと、ケイゴさんは
困ったように笑った。


お店で指輪選んでる彼を想像して
ひとりで笑う。


ホワイトデーのお返しは
ルピシアの紅茶セット。

ケイゴさんの誕生日プレゼントには、
キーケースを用意していた。
キーホルダーよりキーケース派で、
前のが壊れてるって話をしてたから。

すごく喜んでくれて、
嬉しそうに付け替えてくれた。




後日、ハートの指輪は
わたしの給料1ヶ月分と知る。

ある意味、度胸あるなぁと思った。

結婚の約束したとは言え、
つきあって2ヶ月しか経ってない相手に
結構な額をはたいたんだな…って
ゲスい考えに及んでしまったー。


筋斗雲に乗れそうなくらい
邪気のない彼といると、
自分の黒さにげんなりすることもあり、
逆に彼の行動にハラハラすることもあり。


そんな彼。

けして万人受けするタイプじゃないけど
たまに彼の不思議オーラにハマる人がいた。


わたしだけでなく
後藤さんもそうだった。

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