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ラブホリック 058-キラキラ光る。

「びっくりした〜。緊張した」とケイゴさん。

挙動不審気味なのがおかしくて、
笑いが止まらない。

彼は照れながら車を走らせ始めた。

「アサミが美人だから緊張したの?」
と聞いてみる。

「え…うーん。確かに美人さんだね」


「矢野さんには堂々としてたじゃん」


「あれは…彼は挑戦的な顔してたでしょ。
 あれからどうなったの?お誘いとかもうない?」


お誘いどころか…
無視したり、イヤーな依頼してきたりしますが…


「大丈夫。矢野さん、異動するから。」

ふぅん、とケイゴさん。





ホテルに着いた。



ホワイトデーだけでなく
3月は二人の誕生日もあった。

3イベントひっくるめてのホテル宿泊。


ホテルの上階に行った。
ケイゴさんは、オシャレな鉄板焼きの
お店を予約していてくれた。


どこを向いても夜景。
360°夜景でキラキラしていた。

つい、君の瞳に乾杯とか
言いかねない美しさ。
(言わなかったけど)

ケイゴさんも、夜景に圧倒されたように
口が開いていた。(笑)


席につき、シェフの手さばきにまた
圧倒される二人。

出てくるもの全てがおいしくて、
幸せな気分になった。

ケイゴさんはお酒が飲めないけど、
わたしに付き合って、
ワインを少し飲んでくれた。


いい気分でお店を後にして、お部屋へ。
気品のある素敵なお部屋だった。


ケイゴさんに話しかけようと
振り向くと、うつむき気味…


「どうしたの!?」

「ちょっと、水ほしい。酔った…フワフワする…」


ベッドに座らせて、ベルトを緩めた。

お水をあげると、
ケイゴさんはパタッと横になった。


「こうしてれば大丈夫だよ。心配しないで〜」

と言われ(汗)


「大丈夫…?」

ケイゴさんの顔を覗き込むと、
スッと彼の手が伸びてきて、
二の腕を引っ張られて
ケイゴさんの上に倒れこんだ。


「いてっ」

「ごめん、大丈夫?…でも引っ張るからだよ!」

「はは…」


ケイゴさんは、横になったまま
上に乗るわたしを、彼の胸に押さえつけた。


そして、ポケットをゴソゴソしながら言った。


「ユキ、左手出して」

「手?…はい」


ケイゴさんの上に乗ったまま、左手を出した。





ケイゴさんは、ぶかぶかのリングを
わたしの薬指につけてくれた。



キラキラ輝いていた。

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