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ラブホリック 054-このタイミングで。

「あ…こんな時間。そろそろ帰ろうかな。ユキ寝れないよね」

ケイゴさんが時計を見て言った。



「まだ。もうちょっといて…」

思わず引き止めてしまった。

ムードぶち壊したり、引き止めたり、
錯綜しまくってるわたし。

ケイゴさんは、黙って隣に座り直した。


「生理前、体調大丈夫?」と彼。


持病の調子が悪い時は、生理不順になる。
あとは経血量が増えたり、
期間が長くなったりする。

今は薬で安定してるけど、
わたしの月経周期は少し遅め。

ちょうど一ヶ月前にケイゴさんに、
PMSで心配かけてしまったから
気にかけてくれていた様子だった。


「まだ大丈夫だよ。来週はまた弱ってたりして〜」

「女の人は大変だなぁ…」


そうつぶやく彼の横顔を見ていると
何だか愛おしい気持ちになった。


帰らないで。

一緒にいたい。

さっきの言葉、ほんとはすごく嬉しかった。


どれから言えばいいのかわからなくて
ケイゴさんの横顔を見つめていた。

彼がわたしの視線に気づいた。
お互い、見つめあったまま。

ケイゴさんがわたしの左手を取り、
両手で握る。

目を伏せたまま、ケイゴさんが言った。



「結婚しよう。おれはユキがいい」





「…はい。」


頷いたわたしの顔を覗き込んで
「えっ。本当?」と言う彼。


返事の代わりに、ケイゴさんを押し倒して
思い切りキスをした。

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