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ラブホリック 048-困った先輩。

好きな人に必要とされることが
こんなに自分のパワーになるってこと
忘れてたなぁ…

朝の通勤電車に揺られながら、そう思った。


仕事がんばろう。


「おはようございまーす」

出社してコーヒーを自席に置くと、
斜め前席の矢野さんがちらっとこっちを見た。

あいさつの返事はなし。

気づかないふりしてPC立ち上げてると
わたしの内線が鳴った。
部長だ。


昨日の資料や、
部の取りまとめの話をしたあと、
『矢野に代わって』と言われ、
内線を回した。

矢野さんはこっちを見なかった。

もー…子供みたいなことしないでよ。(怒)


腹が立ったけど、ふーっと深呼吸して
業務に取り掛かった。

プロジェクトマネージャに
確認事項があったので、
階段で開発部へ向かった。




「ななちゃん、おつかれ」

上から仁科君ともう一人、降りてきた。


「あっ、おつかれさまー!」

「矢野さんデスクにいる?」と仁科君。

「…うん。いたと思うよ」

「サンキュー」

手を振って別れた。
後ろにいた人が、仁科君に

「今の子って矢野さんが言ってた子?」

と尋ねているのが聞こえてきた。


そう。
矢野さんにヤりたいとか言われてた人です、
って言ってやろうかな。

でも仁科君は
矢野さんに可愛がられてるもんな。

波風立てないようにしなきゃ。



はー。なんだか窮屈だな…


開発部に着き、PMさん発見。

「七瀬さん、ごめんねー!申請の件だよね」
と、笑顔のPMさんにホッとした。

確認も終了して、管理部へ戻ろうとすると
アサミが手を振ってきた。

ランチに行く約束をして、急いで自席に戻った。

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