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ラブホリック 047-二人で過ごすバレンタイン。

彼が、わたしの肩を抱き寄せた。
わたしも彼の腰に手を回して抱きついた。


「ケイゴさんは…わたしのどこが好きなの?」

「えっ。どこだろう…全部好きだけどな」

「今までつきあった人のなかで、
 一番好きになってほしいなぁ…」と言うと、

ケイゴさんは、
「そんなの、もうなってるよ。」と微笑んだ。





突然、電話が鳴った。
実家の母だった。

ケイゴさんに促されて出た。

『もしもし、ユキ?土日帰ってくる?』

実家は隣の市にある。
帰ろうと思えば40分ほどで着く距離。

「あー…ありがとう。今週は帰らないかな」

『えー?まさか彼氏でもできたの〜?』

と、笑いながら言う母。
母にはまだ伝えていなかった。

電話の声はケイゴさんにも
聞こえていたみたいで、彼も苦笑いしていた。

「んー、まあ、できたよ。彼氏…」

『あら!そうなの?職場の人?』

「ううん、違うけど…」

『お母さん、結婚前の同棲は反対よ〜』

「してないよ!(笑)ちゃんとした人だよ」

『そう。愛想尽かされないようにね。
 ユキは昔から自分のことしか考えてないんだから…』

とお説教が始まり、慌てて切った。

ケイゴさんが笑いを堪えていた。


「ありがとう。ちゃんとした人って言ってくれて。」

ケイゴさんはニコニコしていた。

「お母さん、同棲反対なんだって。」

彼は「うん。聞こえてた」と微笑み、
頭を掻きながら言った。

「今度おれの実家行く?」

「ええっ!?」

「まだ早い?」

「け…結婚の話しに?」

「いや、そこまでは………
 でもユキがいいなら、そのつもりで紹介したいかな」

うわー
うわー…

嬉しいけど変な汗が…

「また考えといて。」

ケイゴさんは笑顔だけど、少し緊張しながら
言ってくれてるのがわかる。


「じゃあ、ケイゴさんもうちの実家来てくれる?」
と聞くと、緊張の表情で頷いてくれた。(笑)



「一緒に住みたい。
 できることなら毎晩抱きたい…。
 毎日キスしたい。」

ケイゴさんがわたしを抱きしめながら囁いた。

「毎晩できるのかなぁ」と笑うと、
ケイゴさんも笑った。

「できなくても、おれのそばにいて。」

甘い言葉に、心がぎゅっとつかまれた。

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