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ラブホリック 035-月末は忙しい。

いつものように、コンビニドリップの
アイスコーヒーを買い、出社。

矢野さんは、客先直行だからいない。

ボードを確認すると、11時帰社予定。
会いたくないなー。

ため息をつきながらノートPCを開けた。

「七瀬さん、昨日はありがとう」

突然、部長に後ろから肩に手を置かれ、
震えた。(笑)
顔近い近い!

「七瀬さんは、今時の子にしては
 しっかりしてるね〜。男性陣よりよっぽど」

「あはは、部長にそうおっしゃっていただけたら光栄です」

部長は、普段は本社にいて、
月に一度この支社にやってくる。

年は40代前半ぐらいだろうか。
フレンドリーだけどどこか品がある。

飲むと下ネタ出ちゃうし、
ボディタッチがこわいけど。(笑)

わたしのような若輩者にも
お声がけ下さるし、いい上司なんだろう。


月末の忙しい時期。
急いで仕事をこなした。



矢野さんが帰ってきたことにも気づかず
お昼も取り損ねて、仕事仕事。

2時ごろ、コンビニに降りておにぎり買って
休憩フロアに寄って、ちょっとだけ一休み。


レモン味の炭酸を飲み干し、
ふーっと息をつく。


ケイゴさんにメール返信しよう。

『仕事間に合ったかな?ユキ、大好きだよ。』

来ていたメールを見てニヤつく。
かわいいなぁ。

『はやく、ケイゴさんに会いたいな。』
と返信。本心。


ケイゴさんも、今頃働いてる。
白衣姿のケイゴさん見たいなぁ。
しばらく無理かな。

わたしも仕事がんばろ!

と、ゴミを捨てようと立ち上がると、
矢野さんが後ろで足を組んで座っていて
目が合った。

「うわっ!いつからいたんですか!?」
「ななちゃん来た時からいたよ…」

矢野さんは、けだるそうに返事する。
わたしが見てなかったのか。(笑)

「彼氏、優しそうじゃん。」

出た。この話題。

「優しいですよ。すごく。」

「……そっか。よかったな。」

あれ?
意地悪言われるかと思ったのに。

「ありがとうございます。先いきますね。」

一礼して、オフィスに戻った。






21時。

人も減り始めて、わたしも
キリのいいところで帰ることにした。

ロッカーに寄ると
アサミが開発のフロアから降りてきた。


「あっ、おつかれー。ユキ、帰るの?」

「帰る〜。アサミも?」

「うん!帰ろ帰ろ!空調で顔パッサパサ」

「(笑)」

彼氏の仁科君は、
矢野さんや上司と飲みに行ったらしい。

「どこ連れてかれてるかわかったもんじゃないよね」とアサミ。

あー。お姉さんのいるとこか…

「秘密の社内恋愛だと、
 聞きたくないことも聞こえてきそうだね…」

「そうだよ〜。秘密が燃えることもあるけどね」

と、悪い顔するアサミ。(笑)
まあ、仁科君はアサミ一筋だと思う。


電車に乗って女子トーク。
ランチの約束して、先にわたしが降りた。

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